世界最小規模の独立国家 ニウエ(Niue)の観光情報
人口わずか1,500人のニウエは、通貨こそニュージーランドドルを使用していますが、世界最小規模の独立国家です。「ポリネシアの岩」と呼ばれるニウエは、トンガ、サモア、クック諸島を結んだ三角形の中央に位置します。
ポリネシア文化を継承していますが、多くの太平洋諸国のようなヤシの木に縁取られた環礁の島とはまた違った姿を見せてくれます。熱帯植物で覆われた多孔質石灰岩の巨大な平板が、湖も川もない島の雨水をきれいに濾し、自然浄化された水を海へと流し出すのです。水中の透明度は、なんと100mにも達します。
海を楽しんだら、次は陸上のアクティビティへ出でかけましょう。スリル満点のマウンテンバイクや洞窟探検はいかがですか。ハイキングに出かければ、手つかずの熱帯雨林、柱状のサンゴ礁突起(ピナクル)、水泳にぴったりの静かな入り江、岩の合間の水たまりで遊ぶカラフルな熱帯魚など、さまざまな驚きに満ちあふれています。わずか259平方キロメートルの島のあちこちには、映画のロケ地にぴったりな風景が広がり、自分だけのお気に入りの場所を見つけたような気分になれるでしょう。
自然はニウエの最大の魅力ですが、ニウエ人のその気さくな人柄にも、心癒されること間違いありません。現地のガイドやツアーは、ニウエ文化の紹介にも力を入れており、アンダーのウムツアーでは、ウム(ハンギ)料理体験に参加することができます。数時間後にできあがるごちそうの味は格別です。
ニュージーランドから短時間のフライトで来ることができるニウエは、手つかずの大自然と世界最大のサンゴ礁を見ることができえる南太平洋諸島の小さな国。日本との時差はマイナス20時間のニウエ。公用語は英語。ほかにニウエ語を使用します。ホテルや観光地ではもちろん公用語が英語なので安心です。
ニュージーランド航空で行くニウエ。ニュージーランドのオークランドで乗り換えたら、オークランドからは約3時間。さあ、ニュージーランド航空でニウエを旅してみましょう。
ニウエの現地情報
ベストシーズン
ベストシーズンは雨の少ない5月から10月で、ホエールウォッチングにも最適な季節です。気候は一年を通じて温暖で、昼間は26度から28度、夜間は19度から21度ほどの気温です。
旅費
ほとんどすべてを輸入に頼っているため、地元の物を除いて物価は高めです。しかし、ツアー、レンタカー、ガソリン代以外には、ほとんど費用はかかりません。渡航前に、現金の準備をお忘れなく。島にはATMがなく、クレジットカードを使える場所も限られています。
健康
腸チフス、破傷風、A型及びB型肝炎の予防接種が望ましいでしょう。また、デング熱ウィルスに対するワクチンがないため、主なリゾートエリア以外を移動する場合は、蚊帳と虫除け剤のご使用をおすすめします。フィジーでは、ジカウイルスが報告されているため、妊娠中の女性は旅行前に最新情報を入手してください。
ビザ
日本国籍の方は、観光目的で最長30日までの滞在であれば、ビザなしで入国することができます。有効なパスポートと、復路または乗り継ぎの航空券か乗船券、滞在に必要な資金が必要です。またパスポートは入国時に滞在日数に加えて3ヵ月以上の残存有効期間が必要です。